PR

大学入試2020年の志望傾向(中部編)河合塾模試からわかること

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
お知らせ
記事内に広告が含まれています。

2020年大学入試、センター試験も1月18日(土)19日(日)と間近かに迫ってきました。
決戦前の受験生の皆さんの気持ちは不安?昂ぶり?・・・いかばかりかと思います。
そこで今年の出願直前の傾向を、河合塾が分析し予想した結果の中部編を紹介します。

スポンサーリンク

こんにちは shumanです。

中堅私大で競争激化?

 

来年度から大学共通テストが導入される予定で、1990年から始まった大学入試センター試験は今回(令和2年1月)が最後。
実施方法も、英語民間試験の活用や記述式(国語・数学)見送りなど流動的ではっきりせず、浪人して新方式の入試を受けることを避けたいと考えるのは、受験生ならば当然の心理。
こうした「安全志向」は全国的なもので、中部地方も同じ傾向がみられるということです。

大学入試2020年の志望傾向(中部編)河合塾の見立ては

名古屋市千種区で11月末に開催された高校の進路指導担当を対象にした説明会では、次のような予測が発表されました。

「私立大は非常に厳しい入試。特に中堅やそれ以下の大学ほど志願者が増加」

理由:10月の全国模試(全統)を受験した30万人の志望校の記載内容から分析した結果は

■国公立大学のみ志望の受験生は、前年比23%減少した

手堅く現役合格を狙い、幅広く私立大受験を考えているのでは?という判断です。

具体的には中部地方の主要私立大学25大学中の9割が、前年並みかそれ以上の志望者を集めています。

志願者の増減が目立った大学

増加↑

  大 学 名志願者数

前年比%

名古屋経済大学     150
愛知工科大学             145
愛知東邦大学             137
東海学園大学       130
名古屋学院大学             122
大同大学             120
名古屋商科大学             116 
名古屋学芸大学             113 
至学館大学             110

※109%だった愛知学院大学は、2020年日進キャンパス(愛知県日進市)から名城公園キャンパス(名古屋市北区)への法学部などの都心回帰を控えており、さらに人気が高まる可能性があります。

減少↓

  大学名 志願者数

前年比%

南山大学    90
豊田工業大学    90

■従来から難関と認識された大学や国立大学の併願先として志望される大学は、さらに偏差値等の低い大学にスライドされる安全策のため、志望者を減らしたと思われます。

特に南山大学外国語学部英米学科はボーダーライン付近の受験生の志望者減が目立っています。
ある意味、「例年よりチャンスと捉えること」もできるかもしれません。

スポンサーリンクスタディサプリ高校・大学受験講座

大学入試2020年の志望傾向(中部編)国公立大学の傾向は?

 

では、国立大学はどんな志望傾向でしょうか?

  大学名 志願者数

前年比%

名古屋大学 教育学部   120
  同    法学部     91
  同   経済学部     94
名古屋市立大学

人文社会学部
現代社会学科

   124

名古屋大学は、教育学部が2割増加、また情報学部の全国的な人気を反映してか「情報学部コンピュータ科学科」に志望者が増えています。
ただし、やはり法経関係学部の志望者減少は、安定志向を反映しているといえるでしょう。
全体では大きな変化はないようです。

名古屋市立大学の増加は、名古屋大学の志望者が第2希望で選ぶ傾向があることが理由で、昨年より難化が予想されます。

※志望校選びは、大学単位ではなく志望学部、あるいは志望学科単位で判断することが大切です。

首都圏の大学も難関校は概ね志望者を減らしています。

  大学名     志願者数

前年比%

一橋大学    74
東京工業大学    80

授業料の値上げが影響しているとの分析もありますが、親の懐具合への忖度や、やはり浪人を避けたいという「安全志向」が大きいと思われます。

 

大学入試2020年の志望傾向(中部編)まとめ

「偏差値の高い層(国公立大学・早慶上智など難関私立を第一希望とする受験生)が余裕をもって(=安全策をとって)偏差値下位の私立大学まで受けるため、下位になるほど倍率が上がり相当厳しくなる」
つまり、例年なら合格できた層が上位層受験者にはじき出されて不合格になる可能性が高くなったということです。

とは言え、複数の大学に受かった受験生は第一志望などに入学して欠員になるため、大学側は補欠合格を出したり、後期入試(関西・中部地方などは2月中旬以降)で調整されます。

河合塾の担当者は

(従来は)後期入試は一部の受験生のためという印象かもしれないが、本年度は多くが対象になるだろう。長期化を覚悟して、三月末まで諦めないで」と話しています。

併願に注意

今年(2019年)名古屋大学受験者のうち、私立大学併願者の合格率は
早稲田大合格者15%、慶応大23%、同志社大50%、明治大44%と滑り止めになっていないケースが多いです。

河合塾担当者は
安易に私立大の併願を増やすのは危険」と呼び掛けています。

詳細は河合塾のHPはこちら

それではまた

スポンサーリンク

 


タイトルとURLをコピーしました