「仰げば尊し」は吹奏楽ドラマの決定版だ!その3 絆はつながっている

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ドラマ

こんにちは shumanです。

7月期のTBSドラマ「仰げば尊し」がとうとう終わってしまいました。
美崎高校吹奏楽部臨時講師の樋熊先生の名言集、その第3回目です。
今回は第5-6話から拾ってみました。

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■第5-6話から

 

なあみんな、家族は大事にするんだぞ。
これからみんな社会に出て、いろいろなことに出会うだろう。
その時に最後に頼りになるのは家族と、家族同然の信頼できる仲間なんだ。
覚えておいてほしい。

自分の死期が近いことを覚悟した樋熊先生(寺尾聰)の言葉です。
吹奏楽部の生徒たちを自宅に招いて、食事をしながらの話でした。
娘の奈津紀にも、早く結婚して家族を作るよう勧めます。
唐突な話に戸惑う生徒たちですが、この後も先生の(死ぬ前に)伝えたい言葉がいろいろと出てきます。もちろん、生徒たちも娘の奈津紀も先生の病気(すい臓がん)の本当の深刻さをこの時は知りません。

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■心の灯を消すなよ

樋熊先生がなぜ、プロのサックス奏者を辞めた後、再び音楽を始めるようになったかを、娘の奈津紀に説明する回想の場面で、背中を押してくれた亡くなった妻からの言葉です。
これは「自分のやりたいこと、好きなことを決してあきらめるなー」ということを言っているんですね。

この言葉は、安保がトロンボーンに興味を持ち、再び音楽を始めたいが他の不良仲間4人の手前、前に進めず悩んでいた場面や木藤良が留学と吹奏楽部の全国大会のどちらを取るか2者択一に迷っているときにも出てきます。
どう進むべきか迷ったときは、「自分の胸に手を当てて、頭で考えるな、心に聞け」と。
この言葉は、離婚した母をコンクールに見に来てくれるよう誘いたいが、継母の手前気を使って悶々とする部長の有馬渚に対しても向けられます。

「生きるってことは人と関わることだ。
有馬、人を思いやる心を持っていれば、最後は仲間が助けてくれるんじゃないか?
自分の心に素直になって、頼ればいいんだよ。」

病気が悪化して、時々学校を休みがちになり、樋熊先生がいないことに不安を隠せない生徒たち。
先生はこんな言葉で勇気づけます。

「技術では、うちより上手い学校はごまんとある。
私たちが聴かせるのはみんなのハートだ。
みんなのハートが一つになること。
それが私たちの目指す美崎サウンドだ!」

■絆はつながっている

留学に踏み切れない木藤良に対し、一人青島(佐藤虹郎)だけは音楽室のみんなの前で鉄拳をふるい、敢えて吹奏楽部を追い出す形で留学するよう背中を押します。
「ここで留学を諦め、吹奏楽部を選んだら、将来必ず(木藤良が)後悔するから・・・」という理由でした。
これは5人で音楽を再開することに拘ってなかなか吹奏楽部に入部する踏ん切りがつかなかった安保、桑田、高杢の3人に校舎の屋上で鉄拳をふるった時と同じです。

この時の「解散だ」という青島の言葉で、「5人一緒にまた音楽をやりたい」という夢が消えたかに思いました。
実は逆で、一歩前進し、のちに吹奏楽部で「5人一緒に音楽をやる」夢を実現することになります。

その時の青島の気持ちを理解していた木藤良だけに、自分に対する青島の行動の意味もちゃんと理解し、留学することを決意したのでしょう。
しかし、吹奏楽部の仲間たちを好きな気持ちは変わらず、その後も一人で苦しみます。
最後は、自分たちに再び音楽の夢を見させてくれた樋熊先生の命が残り少ないことを知り、県大会当日の「もう一度仲間に入れてくれ」という直訴につながります。

青島が木藤良を音楽室から追い出した後、「蓮(木藤良)を許してやってくれ」と他の部員たちに頭を下げることになります。
しかし、その場を収めた樋熊先生の言葉がやはり名言でした。

これについては、また次の機会に・・・ それではまた

「仰げば尊し」の番組HPはこちら

 

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