こんにちは shumanです。
HONDA期待の新型小型ミニバンFREEDが2016年9月16日に発売になりました。
現行(旧型)のFREEDのコンセプトは「THIS IS最高にちょうどいい」
しっかり7人乗れて、取り回しもよく、車両価格も燃費もいい、そんな人気車でしたね。
今度の新型のコンセプトや売りは何か?ライバル車は何?
気になるところをまとめてみました。
引用:HONDA HP
目次
■コンセプトは「ちょうどいいを、もっと、みんなに」
新型のコンセプトも同じー「ちょうどいい」
小さな子供がいて、家族みんなでアウトドアへ出かけるイメージなら、エスティマやノアやセレナ、ステップワゴンなどの3(5)ナンバーフルサイズのミニバンが最適です。
しかし、もう少し小さくて取り回しがよく、燃費のいい車がほしいと考える人も多いと思います。運転が苦手な奥さんとか、駐車場に十分な広さが取れない都心部に住んでる人などでしょうか?
また、これまでミニバンの良さが気に入って乗っていたけど、子供も大きくなってあまり7ー8人乗って出かける機会が少なくなった年配の夫婦などにも、「ちょうどいい」ですね。
乗り降りのしやすさからスライドドアが選択肢から外せない、また天井が高い車がいいという人もいるでしょう。セダンではそんな希望はかないません。
そんな希望を叶える車って意外と少ないんですね。
[7days Wonderful Mobility] 1週間、いつでもどこでも、だれでも様々なライフスタイルに対応するーをカタチにしたクルマーがコンセプトです。
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■新型で何が変わったのか?
2列シートのFREEDスパイクがなくなるという噂がありましたが、やはり需要があるんでしょう。「FREED+(プラス)」という別バージョンでちゃんと用意されました。
荷室を超低床化して荷物の出し入れを楽にしたほか、後列シートを倒して車中泊可能なフラット空間と床下収納を両立させました。
また、室内空間を広げ、内装の質感を高めました。
■サイズ
・全長:4,265mm (+50mm)・全幅:1,695mm ・ホイールベース:2,750mm
・全高:1,730mm
現行型より全長が50mm長くなっています。
現行型は「2列目が狭い」という指摘があったため、新型では3列目ではなく2列目のスペース拡充にあてたとのことです。
最小回転半径は5.2mで変わらず、床面地上高は2列目で390mmと変わりません。
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■動力性能
・パワーユニット:直4DOHC 1496cc ・最大トルク:15.9kg/4600rpm
・モーター出力/トルク:29.5ps/16.3kgm
・トランスミッション:6速DCT
■HONDA SENSING
先進の安全運転支援システムです。
ミリ波レーダーと単眼カメラで急発進や追突を防止する技術です。
日産の新型セレナに搭載された「プロパイロット」の自動運転機能とは異なります。
日産の自動運転技術「プロパイロット」についてはこちら
「日産自動車」のHPはこちら
「WHAT’S AUTONOMOUS DRIVE?」自動運転の今と未来を紹介しています。
■価格と売れ筋は?ライバルは?
ステップワゴン、ノア(ボクシー)、セレナという代表的な人気ミニバンより、もう少し小さくて取り回しがよく、車両価格や燃費のいい車がほしい人は多いと思います。
そんな購買層を狙った先代のFREEDは、人気車として大ヒットしました。
ちょうどオデッセイが新しいミニバン市場で先駆者になった時のように・・・。
しかし、そんな美味しい商売をあのトヨタが黙って放っておくはずがありません。
「オデッセイ」を追撃すべく、エスティマやノアを開発したように、また当時人気の「ストリーム」をウイッシュで<後出しジャンケンのいいとこどり>で追い落としたように・・・。
そう、今度はシエンタをライバルとして、仕掛けてきたのです。
今回はどちらに軍配があがるのかー楽しみでもあります。
シエンタの若々しいイメージに対抗してか、CMキャラクターはモデルの蛯原友里、お笑いのチュートリアル徳井義実を起用し、若いカップルや夫婦を購買層に想定し、CMも軽快なアップテンポなものに仕上げています。
シエンタのJC08燃費は、ガソリン車20.2km/L、ハイブリッド車27.2km/Lとほとんど同じ数値になっています。
「3列シート7人乗り」というセグメントでは、このシエンタ一択になるかもしれませんが、2列シートで5人乗れれば充分というユーザーで中高年の子育てを卒業した世代にはFREED+(プラス)も用意されています。
こちらのライバルは、SPADE(ポルテ)あたりになりそうです。
■ハイブリッドとガソリン車の比較は?
本田技研工業公式HPより引用
奇抜な?デザインのシエンタか、はたまた落ち着いたキープコンセプトのFREEDか、もしくは最後の決め手は、結局価格勝負といったところでしょうか。
キープコンセプトとはいえ、FREEDのバックスタイルは現行(旧)型がずんぐりむっくりしていかにも尻重なイメージだっただけに、新型では改良されてスマートになりました。
売れ筋は、「ガソリン車のG HONDA SENSING」または「ハイブリッド(HV)のG HONDA SENSING」でしょう。
燃費は、HVの前輪駆動車で27.2km。
10万キロ以上乗らないと最初の購入時の差額を取り戻せないという試算もあります。長く乗る人は後者を、近場を走ることが多く、所有年数の少ないと思われる人は前者を選択するのがよい選択になりそうです。
HVのモーターにはレアアース(希土類)の中でも希少性が高い重希土類を使わないネオジム磁石を市販車で初採用したということです。
価格はFREEDが188万円から。FREED+が190万円から。
この値付けが高いと思うか、お買い得と思うかは、正直人それぞれかもしれませんね。
月間販売目標は計6,000台。荷室部のスロープから車いすごと乗り込める福祉車両タイプもあります。
既に受注は13,000台あるそうです。出足好調ですね。
エンジン | 最高出力 | 最大トルク | JC08燃費 | ||
FREEDエンジン車 | 1.5L直列4気筒 DOHC | 132PS/6600 rpm | 15.8kg・m/4800rpm | 19km/L | |
FREEDハイブリッド | 1.5LiVTEC +モーター | 132PS/6600 rpm | 15.9kg・m/4600rpm | 26.6km/L~27.2 km/L | |
それではまた
前回の予想記事はこちら