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吹奏楽部の青春ドラマの決定版ー「仰げば尊し」「青空エール」 

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ドラマ
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こんにちは shumanです。

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TBS系列の平成28年の7月ドラマ「仰げば尊し」がとうとう終わってしまいましたね。
荒れた神奈川県の県立高校の臨時音楽講師に請われた樋熊迎一(寺尾聰)が、吹奏楽部を一つにまとめて全国大会を目指すという大好きなドラマで日曜夜のお楽しみ番組でした。
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クラウディア

■高校の吹奏楽部のドラマ?

ちょうど同じ時期に公開されて映画館で観た「青空エール」も、同じように吹奏楽部をテーマにしたドラマだったので、そのレビューを書きます。

青空エール」で舞台となる北海道白翔(しらと)高校吹奏楽部は毎年全国大会を目指す実績ある有名校。そこに全く自分に自信が持てないヒロイン小野つばさ(土屋太鳳)が、全くの初心者としてこの名門吹奏楽部に迷いこむように入部し、他のメンバーとの差に何度も挫折しながら奮闘のすえトランペットをマスターし、好きになった野球部の山田大介君(竹内涼真)を甲子園のスタンドで応援しようという約束を守るために頑張る成長物語です。


出典:予告編「MAiDiGiTV」より引用

片や「仰げば尊し」の舞台となる神奈川県立美崎高校は、全国大会など望むべくもない弱小吹奏楽部。

ひょんなことから定年間近の校長小田桐(石坂浩二)に請われ、吹奏楽部の顧問を務めることになった元プロのサックス奏者だった老音楽臨時講師(寺尾聰)が、いままでの自分を振り返りながら若い生徒たちに諭すように語り掛ける名言の数々に毎回感銘を受けました。

時期悪く、リオ五輪や1-3話に不良学生陣内役で出演した2世タレントの不祥事で、変な取り上げられ方をしたため、視聴率的には2桁行ったにもかかわらず、全8話という異例の短さで終了し、再放送やDVDの発売も難しいのではないかと噂されています。
主人公の樋熊先生が亡くなってしまったので、勿論続編は作れません。

物語の終わり方も、「青空エール」はいかにもドラマらしい予定調和な結末で、応援する野球部の山田君が怪我から大会に間に合うように復帰し、県大会を劇的に勝ち抜いて甲子園に出場し、小野つばさの吹奏楽部もエンドロールで全国大会に出場決定するシーンで終わる感激のハッピーエンドでした。

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■共通するテーマがあるの?

しかし、二つの作品の根底に流れるテーマは共通です。
青空エール」で部室に掲げられた垂れ幕の文字「一心不乱」は部のテーマ。
大会の出番前のスクラムでもこの言葉で士気を高めます。

「心を一つにして乱れずにあたればどんな困難も乗り越えられる。一人ではできないことも、チーム一丸になってまとまれば成し遂げられることがある」
見るもの全ての「こんな結末になってほしい」に沿った明日への希望を感じさせる終わり方でした。

見事にそこで流れる名曲「キセキ~未来へ~」は佐藤隆太演ずる熱血教師と不良高校生が甲子園を目指す「ルーキーズ」のテーマソングであり、この映画は「ルーキーズの吹奏楽部版」といった感じで私の中でシンクロしていました。

「ルーキーズ」について、詳しい番組HPはこちら

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仰げば尊し」で樋熊先生が生徒に合宿で語る話も意味は同じ。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

喫煙問題で揺れる部員に対しても、「私は自分の生徒を信じます」と名門高校の顧問教師相手に言い切ることで部員から信頼を得ます。
また、不良の5人組と他の吹奏楽部のメンバーとの融和にも成功します。
それが計算ずくではないところが感動を呼ぶのでしょう。

最初は耳を貸さず、反発するだけだった不良生徒たちや疑心暗鬼だった吹奏楽部メンバーもだんだんと樋熊先生の言葉に触れることで徐々に信頼を深め、傾倒していくようになります。

それだけに、最後が樋熊先生のすい臓がんによる死で終わり、全国大会にも出場できないという結末は、残酷で悲しいものでした。

しかし、だからこそ、有馬部長(石井杏奈)の「先生の心はずっと生徒みんなの心にあります」という言葉が深い意味を持ち、遺志を引き継いだ後輩たちの翌年の全国大会出場というハッピーエンドが胸を打ったんだと思います。

仰げば尊し」・・・こんな恩師に出会えて、そんな恩師に向かってこの歌で感謝を伝えられることはとても幸せなことだと実感しました。

この2作品の根底に流れるテーマは、共通で「一人では味わえない感動を、みんなの心を合わせてみんなで体験すること」だと思いました。

■ではどんな違いがあるの?

違いは、「仰げば尊し」が実話※1を基にしているのに対し、、「青空エール」は少女雑誌の連載漫画が原作※2という違いがあります。

※1-1980年代の神奈川県立野庭高校 ※2-著者:河原和音/2008年から連載開始

その点で物語の展開が、後者はやや強引というか、「ありえない」と思うところがいくつかあったことは事実です。

しかし、長い練習を積んだ成果か、演奏シーンの迫力やレベルは後者の方が上だったように感じました。

また、主役が「仰げば尊し」は吹奏楽部顧問の樋熊先生で不良高校生たちに「音楽の再生」という一つの夢を示し、背中を押したのに対し、「青空エール」では引っ込み思案の小野つばさが一生懸命努力を重ねる中で自分を変えていく物語でした。

ところで、昨年の夏にも「表参道高校合唱部」というTBSのTV番組で芳根京子演ずる香川真琴が廃部寸前の合唱部を再生していく物語をやってましたね。
見てた人も多いんじゃないでしょうか?
他の番組にはなかった合唱の魅力やパワーに引き付けられて第5話まで録画しただけだったのを一気に見て、そこから最終回まではリアルタイムで見ました。今は録画版は永久保存版です。

「愛の歌」と「OVER DRIVE」「何度でも」は最高です。

表参道高校合唱部について、くわしくはこちら

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この番組で物語の中で野球部から移り、香川真琴と一緒に合唱部の盛り上げ役になる堀井新太が「青空エール」でも投手役で出演してます。

また、主役の芳根京子は次のNHK朝の連続TV小説「べっぴんさん」でヒロインを演じます。

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■見どころの次世代のフレッシュな俳優たちとは?

こんなニューフェースたちを別の番組で発見できるのも楽しみです。
すでに有名で人気のある主役の土屋太鳳以外にも相手役(野球部捕手役)の竹内涼真、野球部女子マネージャー役の平祐奈などなど・・・

こちら「仰げば尊し」のニューフェースは、やはり音楽の道を一度は絶たれた不良役のニヒルな村上虹郎(青島裕人)、真剣佑(木藤良蓮)はルーキーズでブレイクした佐藤健や桐谷健太のようになる予感がします。また部長(有馬渚)役の石井杏奈や不良役の一人北村匠海はすでに次回作の映画も公開されるようです。

吹奏楽部ではありませんが、東北の田舎の高校で女子だけのビッグバンドを立ち上げる映画「SWING GIRLS」で初々しい演技をしていた上野樹里が、「青空エール」では厳しい部の顧問役で指揮者を演じていたことも楽しいとともに驚きでした。

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指揮者対決というなら、「仰げば尊し」の多部未華子も負けてはいません。

母を亡くし、父樋熊迎一の娘(奈津紀)として教育実習生から父をサポートし、病気の父を心配し、父亡き後は全国大会に顧問として部を引っ張っていく父思いの健気な娘役を好演しています。

仰げば尊し」について、くわしくはこちら

仰げば尊しは吹奏楽ドラマの決定版だ その2」についての記事はこちら

仰げば尊しは吹奏楽ドラマの決定版だ その3」についての記事はこちら

仰げば尊しは吹奏楽ドラマの決定版だ その4」についての記事はこちら

青空エール」について、くわしくはこちら

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まだまだ、書き足りませんがこの続きは別の機会に
今日はこの辺で

それではまた


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