「退職給付金」とは?失業保険・退職金との違いを明確に

「退職給付金とは」と検索されている方の多くは、実は異なる3つの制度を混同している可能性があります。
まず、この用語が指す可能性がある制度を整理しましょう。
退職給付金という用語が指す3つの可能性:
- 雇用保険の基本手当(一般的に「失業保険」と呼ばれるもの)
- 企業から支払われる退職金
- 退職後の健康保険の傷病手当金など
こんにちは Shumanです。
この記事では、ハローワークで手続きする「雇用保険の基本手当(失業保険)」について詳しく解説します。
これは、離職後に次の就職先が決まるまでの生活を支援するために支給される公的給付金です。
失業保険と退職金の違い
退職給付金 失業保険 違いを理解することは重要です。
退職金は企業が独自に支払う一時金や年金で、ハローワークでの手続きは不要です。
一方、失業保険は雇用保険に加入していた人が離職後にハローワークで申請し、求職活動を行いながら受給する制度です。
失業保険をもらえる人・もらえない人【退職給付金 受給資格チェック】

基本的な受給条件
退職給付金 条件として、以下の要件を満たす必要があります:
- 離職日以前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算12か月以上あること(会社都合の場合は1年間に6か月以上)
- 働く意思と能力があり、積極的に求職活動を行っていること
- ハローワークで求職の申込みをしていること
受給できない具体的ケース7選
多くの方が見落としがちな、受給できない、または減額されるケースを紹介します:
- すぐに働ける状態でない場合:病気やケガで就業できない、妊娠・出産ですぐに働けない
- 自営業を開始した場合:個人事業主として開業届を出した時点で失格
- 家業に従事する場合:週20時間以上家業を手伝うと受給不可
- 学業に専念する場合:昼間の学校に通う場合は原則受給不可
- 待期期間中のアルバイト:7日間の待期期間中に働くと日数がリセット
- 配偶者の扶養に入るタイミングのミス:受給中は扶養に入れない場合がある
- 不正受給とみなされる行為:求職活動実績の虚偽申告、就労の無申告
自己都合と会社都合の違い
離職理由によって給付開始時期が大きく変わります。
会社都合退職(倒産・解雇など)は待期期間7日後すぐに受給開始できますが、自己都合退職の場合は待期期間7日+給付制限2か月(正当な理由がない場合)後からの受給となります。
※2025年4月から、給付制限は原則1か月になりました。
ハローワークに行く前に準備すべきこと【退職給付金 必要書類】

在職中に確認・準備しておくべきこと
ハローワーク 退職給付金 手続きをスムーズに進めるには、退職前の準備が重要です。
離職票の記載内容(離職理由、賃金額)を必ず確認し、誤りがあれば会社に訂正を求めましょう。また、健康保険の切り替え(国民健康保険または任意継続)の検討も必要です。
退職給付金 必要書類の完全リスト
退職給付金 申請方法 ハローワークで必要な書類は以下の通りです:
- 雇用保険被保険者離職票(1と2)
- 個人番号確認書類(マイナンバーカードまたは通知カード)
- 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 写真2枚(縦3cm×横2.5cm、3か月以内撮影)
- 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
離職票は退職後10日前後で会社から送られてきます。
届かない場合は会社に催促するか、ハローワークに相談しましょう。
離職日と賃金締切日の関係や、離職理由の相違などでもめている場合などで届くまで日数がかかることがあります。
また、記載内容の確認をハローワークで行う手続きがあるため、会社が作成してすぐ離職者の手に渡るわけではありません。
だいたい離職日から半月から1か月程度かかるというのが普通です。
退職日からハローワーク訪問までの最適タイミング
退職給付金 申請期限は離職日の翌日から1年間ですが、離職票が届いたらできるだけ早く申請することをおすすめします。
申請が遅れるとその分受給開始も遅れ、受給期間内にもらえる総額が減る可能性があります。
ハローワークでの手続き完全ガイド【退職給付金 受け取り方】

初回訪問の流れ
ハローワークでの退職給付金 受け取り方は以下のステップで進みます:
- 求職申込み:ハローワークの窓口で求職票を記入し提出
- 離職票の提出:必要書類一式を提出し、受給資格の確認を受ける
- 受給資格決定:後日、雇用保険受給資格者証が交付される
- 雇用保険説明会への参加:指定日時に必ず出席(2時間程度)
※併せて、求職登録の手続きがあり、事前に済んでなければ(離職票提出と同時の場合は)時間がかかります。時間の余裕をもってハローワークに出向きましょう。
特に4月から5月にかけては、資格決定(受給手続き)の来所者が年間を通じて最も多い時期となっています。
失業認定日のスケジュール
受給資格決定後、4週間に1度の失業認定日が設定されます。
この日にハローワークに出向き、求職活動実績を報告します。
認定を受けると、通常5営業日程度で指定口座に振り込まれます。
これが「退職給付金 いつもらえる」の答えです。
求職活動実績の作り方
認定を受けるには、原則として4週間に2回以上の求職活動実績が必要です。
認められる活動には、求人への応募、企業への面接、ハローワークの職業相談、職業訓練の受講などがあります。
インターネットで求人を見ただけでは実績になりません。
もらえる金額と期間の計算方法【退職給付金 金額 計算】

基本手当日額の計算式
退職給付金 金額 計算は、離職前6か月の賃金をもとに算出されます。
基本手当日額は賃金日額(退職前6か月の賃金合計÷180日)の50~80%(賃金が低いほど率が高い)で、年齢ごとに上限額が設定されています。
給付日数の決まり方
給付日数は、離職理由、年齢、被保険者期間によって90日~360日の範囲で決定されます。
自己都合退職の場合、被保険者期間10年未満で90日、20年以上で150日です。
会社都合の場合はより長い日数が設定されます。最大で330日。
給付制限もかかりません。
実際の受給例
例えば、30歳で月給25万円、被保険者期間5年、自己都合退職の場合:賃金日額約8,333円×給付率50~80%=基本手当日額約5,000円、給付日数90日で総額約45万円となります。
ハローワーク以外の申請方法【電子申請の最新情報】

オンラインでできる手続きの範囲
現在、マイナポータルと連携した電子申請サービスが拡充されており、一部の求職活動実績の登録や職業相談の予約がオンラインで可能です。
ただし、初回の求職申込みや失業認定は原則としてハローワーク訪問が必要です。
電子申請のメリット・デメリット
メリットは待ち時間の削減と24時間申請可能な点ですが、デメリットとしてマイナンバーカードが必須であること、すべての手続きがオンライン完結できないことがあります。
ハローワーク訪問と併用するのが現実的です。
地域別ハローワーク利用の実践アドバイス

混雑を避けるベストな訪問時間帯
一般的に、認定日のある曜日(安定所により異なります)、月末・月初、午前中は混雑します。
14時~16時頃が比較的空いている傾向があります。
失業認定日は指定されるため選べませんが、初回訪問や職業相談はタイミングを選びましょう。
予約制度があるハローワーク
都市部の大規模ハローワークでは、職業相談や求人検索の予約制度を導入している施設が増えています。
事前に管轄のハローワークのウェブサイトや電話で確認しておくと効率的です。
よくある質問(FAQ)

Q: 退職給付金は確定申告が必要ですか?
A: 雇用保険の基本手当(失業保険)は非課税のため、確定申告は不要です。
Q: アルバイトをしても失業保険はもらえますか?
A: 週の労働時間が20時間未満で、収入が一定額以下なら減額されて受給できます。
必ず申告してください。
Q: 受給中に就職が決まったらどうなりますか?
A: 早期に再就職すると、残りの給付日数に応じて再就職手当(最大70%)が支給される場合があります。
所定給付日数の3分の2以上を残して再就職すると70%、3分の1以上残して再就職すると
60%の再就職手当が給付されます。
所定給付日数の残日数は、入社日の前日に会社に証明を依頼して作成してもらった「再就職証明書」を提出し、前日までの基本手当を支払った残りの日数で確認します。
要件を満たしていれば、「再就職手当」の支給申請書用紙を渡されます。
なお、この申請書の提出は、本人の来所がなくても、また代理人の申請・郵送でも受け付けられます。
「採用証明書」の作成が入社日前日に間に合わなくても、本人の来所により後日提出も可能です。
最後の認定には、本人自身の来所申請が必須です。
まとめ:失業保険受給の成功ロードマップ

退職給付金とは ハローワークで申請する雇用保険の基本手当のことであり、退職後の生活を支える重要な制度です。受給のポイントは以下の通りです:
- 離職票が届いたら速やかにハローワークで手続きを開始する
- 自己都合退職の場合、給付開始まで約2か月かかることを想定して貯蓄を準備する
- 4週間に1度の失業認定日を忘れず、求職活動実績を確実に作る
- 不正受給にならないよう、アルバイトや内職は必ず申告する
- 電子申請も活用しながら、効率的に求職活動を進める
受給資格や申請方法について不明点があれば、まずは管轄のハローワークに電話で相談してみましょう。適切な手続きで、あなたの権利をしっかり活用してください。
それではまた。
