こんにちは Shumanです。
11月25日日曜日、テニスイベント「日清食品ドリームテニスNAGOYA2018」に行ってきました。
今季右手首の負傷から最終世界ランク9位まで復活を遂げた錦織圭と全米オープン初優勝、世界ランク5位の大坂なおみが間近で見られる・・・とあって、テニス好きならたまらないイベントです。
ワクワクしながら名古屋市南区笠寺の日本ガイシホールに向かいました。
チケット
席は審判台の左後ろ7列目でした。
錦織圭選手の背中が見えました。
TVのインタビュー中の錦織圭選手
ドリームテニスって、どんな大会?
昨年まで東京の有明コロシアムで行われていた東日本復興を目的としたチャリティ・イベントです。
シングルス3試合、ダブルス1試合、ミックスダブルス1試合の合計5試合のエキシビジョンマッチです。
今年は有明が改装中で使えないため、名古屋で開催されたそうです。
主催は冠スポンサーである日清食品。錦織圭、大坂なおみ、綿貫陽介の所属企業でもあります。
今回のTV放送は、当日の生中継を「WOWOW」、録画中継は地上波で地元「東海TV」が行うそうです。
今回の内容は、12月1日土曜日14:30-16:00、東海TVで放送されます。
当日会場に行けなかった方はもちろん、もう一度見たいという方も録画チェックですよ!
WOWOW:公式Twitterより
会場の日本ガイシホール入り口
この入り口の手前に、日清食品、WOWOW、IMGのテントがあり、クリアファイルや説明資料を配っていました。
クリアファイル 左がWOWOW 右が日清食品「HUNGRY to WIN」
5試合の対戦の組み合わせと結果は?
対 戦 | 内 容 | 結 果 (勝 者) | |
第1試合 | 錦織圭VSチョン・ヒョン(韓国) | シングルス 1セットマッチ | 6-5チョン・ヒョン |
第2試合 | 大坂なおみ VS 奈良くるみ | シングルス 1セットマッチ | 6-3 奈良くるみ |
第3試合 | ダニエル太郎 VS 綿貫陽介 | シングルス 1セットマッチ | 6-5 綿貫陽介 |
第4試合 | 錦織圭・大坂なおみ VS チョン・ヒョン・奈良くるみ | ミックスダブルス 1セットマッチ | 4-0チョン・ヒョン/奈良くるみ組 (但し、特別ルールのタイブレークは7-5錦織圭/大坂なおみ組) |
第5試合 | 錦織圭・マイケル・チャン VS 松岡修造・内田海智 | ダブルス (4ゲーム先取の1セットマッチ) | 4-3 松岡修造/内田海智組 |
結果は、上記のとおりです。
残念ながらシングルスは、錦織圭も大坂なおみも惜敗でした。
でもエキシビジョンマッチに結果を求めるのは野暮です。
それよりも日頃見られない和気あいあいとした雰囲気の中、世界レベルの打ち合いが見ごたえのあった第1・2・3試合でした。
ホストプロである錦織・大坂を立てるために?チョンヒョン、奈良くるみは負けてあげるのかなと予想したんですが、マジに勝ってしまったのには驚きました。
それも、シングルスだけでなくダブルスも二人で連勝でした。
きっとチョン・ヒョン、奈良くるみは、二人とも負けず嫌いなんですね。
但し、ダブルスは4-0で錦織組が圧倒されてしまったせいでしょうか、特別ルールでタイブレイクが5ゲーム目に急遽設定されました。
このゲームは、さすがに全敗はまずいと本気を出した錦織・大阪ペアが見事7-5で取りました。
でも試合後のインタビューで、「完全勝利だったので嬉しいです。」と錦織がとぼけていたのはご愛敬ですね。
また錦織圭と再度ペアを組む可能性について、試合後のインタビューで聞かれたとき、
大坂なおみが「(公式戦でペアを組むためには)練習が必要ね」と恥ずかしそうに答えたのは笑えました。
ダニエル太郎の公式ツイッターより
まとめ
当日は会場10時、開始11時だったんですが、開場早々に会場内に入りました。
早く行った甲斐があり、出場選手の練習風景が見られてラッキーでした。
また、試合開始までの前座として?松岡修造さんのトークショーが始まり、笑わせてもらいました。
会場の雰囲気を和ませ、楽しませる話術はさすがでした。
コート内にお客さんの子供たちを入れ、「修造チャレンジ」よろしく内田海智とネットを挟んで打ち合わせて観客を沸かせ、開始前や試合の間も飽きさせませんでした。
イベント開始直前に入場されたお客さんは、そんな交流が見られなくて損したかもしれませんよ。
また、第5試合は、マイケル・チャンコーチと松岡修造さんのパフォーマンスが楽しかったです。
ネットを挟んでのヘディング・ボレーやダブルスでのボレー合戦など見どころも満載でした。
マイケル・チャンは錦織圭選手の現役のコーチ。選手を引退しても基本に忠実なプレーの正確さや安定したボールコントロールはさすがと思わせるもので、元世界ランク2位、全仏オープン優勝は伊達じゃないと思いました。
コート上でマイケル・チャンが面白おかしくプレーで観客を魅了していたのは、この技術の土台があったればこそのことなんですね。ただのおふざけではありませんでした。
また、第5試合で、選手ベンチ横に置いてあった日清食品のカップヌードルの広告をラケットに見立てて、錦織圭が内田海智に当てさせようとしたのには驚きました。
尤も、内田選手は真面目すぎて、カップヌードルの的?にちゃんと当てなかったために、錦織から「場を読まないやつだなぁ」といじられていましたっけ。
錦織圭選手
松岡修造 内田海智選手
イベント中は終始、内田選手は松岡修造さんに突っ込まれて、ボケ役でしたけどね。
アメリカ在住でこのイベントのために日本に帰ってきたそうです。
来年はランクをもっと上げて、是非日本でもテニスファンの話題になってほしいものです。
また第3試合のシングルスで、ダニエル太郎に勝利した綿貫陽介の試合中のボヤキ節も面白かったです。
特に特別審判の錦織圭が交代した後の巻き返しは素晴らしかった?です。
なかでも印象的だったのは、
試合後に、松岡さんが各選手に「今年の反省と来年への抱負」をインタビューした後、出場した各選手が4個ずつサインボールを観客席に打ち込んだときのことです。
選手たちはそれぞれ手持ち分のボールがなくなった時点で控室に帰っていったのですが、錦織圭だけは一人残って、黙々とサインボールを書き続けていたんです。
そのあとサイン入りボールを、子供たちに限定して手渡していたように見えました。
この大会だけではなく、いつもこんな風にファンサービスを欠かさないんでしょう。
厳しいテニスのプロプレーヤーとして長く世界の第1線で頑張ってきたからこその、そんなプロ意識の一面が見られました。
また、大会前の記者会見で大坂なおみが、錦織圭をリスペクトする理由を次のように語っていました。
ツアー仲間に彼を悪く言う人はいない。
私も錦織選手のようになりたい。
共感します。
ところで、スケートのエキシビジョン大会との違いを感じたのは、やはり観客に男性や子供が多かったことでしょう。
また、トーナメントの時とは違う、観客の楽しい歓声や拍手がとても多い印象を持ちました。
またチケットが運良く手に入れば、ぜひまた見に来たいと思いました。
今回のエキシビジョンマッチは、12月1日土曜日14:30-16:00、東海TVで放送されます。
イベント当日に会場に行けなかった方はもちろん、会場での雰囲気をもう一度味わいたいという方も放送日当日はTVの前で待機してください。
もし予定のある人は、事前に予約録画のチェックを忘れずに!
それではまた