こんにちは shumanです。
リオデジャネイロ・オリンピックが終わりましたね。
開催前は、不安視された治安やジカ熱についても、ニュースになるようなことはありませんでした。大会準備の遅れから、選手村のシャワーが出ないとか、小さな運営上の不備はやはりあったようですが、南米で初の開催となるオリンピックが、テロなどもなく無事安全に行われたことは本当にめでたいことです。
そんなブラジル開催のリオ五輪で、日本人選手の色々な「初」や「○年ぶりの」記録がたくさん生まれました。
わかりやすく、まとめてみました。
■最終的な日本のメダル獲得数は?
金メダル数は、米国が1位の46個で前回のロンドン大会と同じでした。
2位の英国が2個減の27個でしたが、中国が大幅減のために結果として2位に上がりました。自転車で6個、ボートで3個と得意種目で稼ぎました。
中国は8個減の26個で3位。英国とは逆に得意のバドミントン、競泳が振るわなかったのが原因です。
ロシアの5個減は、ドーピング問題で陸上チームの参加が禁じられたのが大きかったですね。
そして日本は、目標のロンドン大会の2倍の14個には及びませんでしたが、金で5個増の12個、メダル総数では41個と史上最多となり、大健闘、大成功でした。
■参加各国の獲得メダルBest10はこれだ!
(最終結果)
国 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 | |
1 | 米 国 | 46 | 37 | 38 | 121 |
2 | 英 国 | 27 | 23 | 17 | 67 |
3 | 中 国 | 26 | 18 | 26 | 70 |
4 | ロシア | 19 | 18 | 19 | 56 |
5 | ドイツ | 17 | 10 | 15 | 42 |
6 | ※日 本 | 12 | 8 | 21 | 41 |
7 | フランス | 10 | 18 | 14 | 42 |
8 | 韓 国 | 9 | 3 | 9 | 21 |
9 | イタリア | 8 | 12 | 8 | 28 |
10 | 豪 州 | 8 | 11 | 10 | 29 |
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■「初めて」の記録あれこれ
メダル | 種目 | 氏名 | 性別 | |
1 | 銅 | 卓球男子シングルス | 水谷 準 | 男 |
2 | 金 | バドミントン女子ダブルス | 高橋礼華・松友美佐紀 | 女 |
3 | 銀 | 陸上男子400mリレー | ケンブリッジ | 男 |
4 | 金 | レスリング女子58キロ級4連覇 | 伊調 馨 | 女 |
5 | 銀 | 卓球男子団体 | 水谷、吉村、丹羽 | 男 |
6 | 銅 | バドミントン女子シングルス | 奥原希望 | 女 |
7 | __ | 柔道男子 全階級でメダル | 男 | |
8 | 銅 | カヌースラローム男子カナディアンシングル | 羽根田卓也 | 男 |
9 | __ | ラグビー男子ニュージーランドに勝利 | 男 |
■「○年ぶり」の記録あれこれ
○年ぶり | 種目 | 順位等 | |
1 | 96年 | 男子テニスシングルス 錦織圭 | 銅 |
2 | 88年 | 十種競技の複数代表出場 | |
3 | 64年 | 陸上男子棒高跳びで沢野大地が入賞 | 7位 |
4 | 60年 | 競泳男子400m個人メドレーで表彰台2人 (荻野公介、瀬戸大也) | |
5 | 52年 | 競泳男子800mリレー | 銅 |
6 | 48年 | 体操女子団体総合 | 4位 |
7 | 44年 | 体操男子個人総合 連覇 (内村航平) | 金 |
8 | 32年 | 体操男子跳馬 (白井健三)メダル 水球男子が出場 | 銅 |
9 | 24年 | 競泳女子200m平泳ぎ(金藤理絵) | 金 |
10 | 20年 | 陸上女子5000m決勝進出(上原美幸) バスケットボール女子 8強進出 |
リオネジャネイロ五輪は、205の国や地域が参加し、1万1千人を超える選手が出場した大会でした。
日本は史上最多の41個(金12個、銀8個、銅21個)のメダルを獲得し、4年後の2020年東京大会に大いに弾みをつけることができました。
また、大いに若手の成長を期待させる種目がある反面、4年後に新旧交代を感じさせる競技種目もあり、五輪は来年がある世界選手権や国内大会とは違う特別な感慨を感じさせるものでしたね。
それにしても、競泳200m平泳ぎの前回大会が「今まで生きてきて一番幸せです」の名言を残した岩崎恭子さんだったとは・・・・、それが24年前とはびっくりです。
時間は確実に今も過ぎ去っているんだなあ・・・と感じます。
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■金メダル獲得数上位の推移(3大会の比較)
北京(2008) | ロンドン(2012) | リオデジャネイロ(2016) | ||||
1位 | 中国 | 51 | 米国 | 46 | 米国 | 46 |
2 | 米国 | 36 | 中国 | 38 | 英国 | 27 |
3 | ロシア | 23 | 英国 | 29 | 中国 | 26 |
4 | 英国 | 19 | ロシア | 24 | ロシア | 19 |
5 | ドイツ | 16 | 韓国 | 13 | ドイツ | 17 |
6 | ・・・・・・・・・ | ・・・・・・・・・ | 日本 | 12 | ||
7 | ・・・・・・・・・ | ・・・・・・・・・ | フランス | 10 | ||
8 | 日本 | 9 | ・・・・・・・・・ | 韓国 | 9 | |
9 | ・・・・・・・・・・ | ・・・・・・・・・ | イタリア | 8 | ||
10 | ・・・・・・・・・・ | 日本 | 7 | 豪州 | 8 |
ロンドン大会5位の韓国は、得意種目(テコンドー、レスリング、バドミントンなど)とそうでない種目の強化の入れ具合の差で今大会は振るわなかったという分析をしています。
つまり、獲れる種目で確実にメダルが取れなかったために挽回できる種目が育っていなかったということです。
その点、日本は初のメダル獲得、もしくは上位入賞の種目が多く、また前回大会の不振種目での挽回が目立ちます。播いた種が芽を出しつつあるように見えます。
中国は、もう五輪を国威高揚の手段とは考えていないのでしょうか?
大会毎にメダル数が振るわなくなっています。
逆に英国が意外と?健闘しているのが目立ちます。
日本はとりあえず、眼前のドイツが目標でしょうか?
五輪開催国としての4年後が大いに楽しみです。
それではまた
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