皆様、お仕事お疲れ様です。
体の疲れは、一晩ぐっすり眠ればスッキリ元どうりになるかもしれません。
でも、心の疲れは雪のようにじわじわと積もっていき、気が付けば元に戻らなくなること、わかりやすく言えば
「心が折れる」状態になってしまうことがあります。
だから、そうなる前に常に自分の心の状態をチェックしておきましょう。
ゆでガエル理論とは?
昔からの寓話で、「ゆでガエル理論」というのをどこかで聞いたことがある人も多いでしょう。
カエルは熱湯に入れると、驚いて飛び出します。
でも、水から少しずつ温度を上げていけばどうでしょう?
カエルは少しの変化では気が付かず、あるいは気が付いてもこれくらいなら耐えられると思い、危機感を持ちません。
でも、さらに少しずつ温度が上がると、もう飛び出すことができず、最後はゆであがってしまうという話です。
「ぬるま湯に浸っていては、環境変化に気づかないまま手遅れになる」というたとえに使われます。
ぬるい湯につかってぬくぬくとしていたカエルは、だんだん熱湯になっていっても、まだまだ大丈夫と脱出する時期を見失う。
行動の適切な時期を見極めるのは難しいです。
ブラック企業で、仕事上のストレスや過剰な残業で自ら命を落とす労働者の痛ましいニュースが日本中のどこかしこで起こっています。
無関係の人間は、こんなときいつも疑問に思います。
・・・「なぜ、そんなに追い込まれる前に逃げ出さなかったんだろう?辞めれば済むことなのに・・・ 」
・・・「自分の命より大切な仕事なんてあるはずないのに・・・」
でも、当事者たちはこのゆでガエルや子象のように、逃げようとは思わない状態になってしまったのかもしれません。
やはり、周りの人間、家族や同僚が早めに気づいて、適切な助言なり、相談に乗ってあげる必要があるのではないでしょうか?
こんにちは shumanです。
心の健康状態(worker’s Blue度)をセルフチェックする
ファースト・チェック
質問 :近頃こんな気持ちになったことはありませんか?
□何に対しても興味がわかず、趣味にも没頭できない。
□何かをやろうとしても面倒くさく感じ、いつも疲れていると感じる。
こんな状態が2週間以上続くとき、これを「ワーカーズ・ブルー(worker’s Blue)」と呼ぶそうです。
まず、自分で自分の心の状態をチェックしてみましょう。
そのために、自分を客観視するセルフチェックシートを使います。
セルフチェックシートで心の健康を自己診断しましょう
※留意するのは、①現在(最近2週間から1か月)の状態が対象です。
②各項目について、頻繁または継続的に当てはまるかどうかで判断してください。
項目(worker’Blueの代表的なもの) | はい | いいえ | |
1 | 体を休めても、疲れが抜けない。強い倦怠感が続く | ||
2 | 朝、体を起こすことがひどく億劫である。 突発的に午前中休みを取ることがある。 | ||
3 | 寝つきが悪い、夜中に頻繁に目を覚ます、朝早く目を覚ますことがある、寝すぎてしまうことがある。 | ||
4 | 喜怒哀楽のメリハリが希薄になっている。 またはこれまでより涙もろくなっている。 | ||
5 | 仕事に集中できない。 仕事の内容が頭に入ってこない。 仕事に能率が大きく低下している。 | ||
6 | 人とコミュニケーションをとることが面倒くさい。 話をしたくない。 | ||
7 | 動悸、吐き気、頭痛、食欲低下などの身体症状がある。 | ||
8 | 仕事に対して恐怖感を覚える。 仕事に取り組むことが困難である。 | ||
9 | 最近、日常生活の行為(食事、歯を磨く、身だしなみを整えるなど)がひどく億劫である。 またはできないことがある。 | ||
10 | 自分は価値のない人間だと思う。 いない方が世の中のためだと思う。 死んでもいいと思うまたは自殺することを考える。 |
⇒1回だけではなく、継続的にファイルに保存して、体調の推移を確認しましょう。
数値化されたものをチェックすることが大切です。
病気と同じで、兆候が徐々に表れ進行している間に、周りも自分も気づくことが大切です。
まとめ
判定結果は、該当する項目が「いくつ以下ならOK」と明確に判断はできません。
逆に一つでも該当するようなら、それは「Worker’s Blue」のサインかもしれません。
もし、このセルフ・チェックで1つでも「はい」が該当したら?
我慢したり、軽視して手遅れにならないうちに、早めに会社の健康相談室や医療機関に相談に行くことをお勧めします。
特に、上記のセルフ・チェックシートの項目番号の7~10に「はい」と回答した人
⇒かなり症状が進行している恐れがあります。心の深刻度が高いということです。
それではまた
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