こんにちは shumanです。
惜しかった!そう、ATP1000 ローマ大会の錦織圭
準決勝のジョコビッチ戦のことです(日本時間5月15日午前3時試合開始)。
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前回の2016全豪オープンの記事はこちら
前回2月の記事では、新「BIG4」はナダルの代わりにワウリンカを入れて、5位から10位までは猫の目のように入れ代わる戦国時代の様相を呈していると書きました。
そして、我らが錦織圭が、BIG4のその一角を崩すことは期待はするけど、まだまだ時間がかかりそうだと思っていました。。
それくらい、上位4人の壁は「高く厚い」と感じていました。
それから3か月、だいぶ状況は変わりましたね。
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■BNLイタリア国際(ATP1000)
そしてこの大会BNLイタリア国際準決勝は、シード順で
1.ジョコビッチ 2.マレー 3.フェデラー 4.ワウリンカ 5.ナダル、そして、第6シードが我らが錦織圭の順でした。
準決勝の4人に残ったのは、世界ランク1位のジョコビッチ 2位マレー 5位ナダル
そして、6位の錦織圭でした。
■錦織の試合結果は?
(錦織側から) 第1セット 6-2
第2セット 4-6
第3セット 6-7(タイブレイク5-7)
で惜しくも、セットカウント1-2で逆転負け。試合時間は3時間1分。
2週連続の大会でタイブレイクでの決着。ジョコビッチには8連敗になりました。
残念ながら、決勝のマレー戦には駒を進めることができませんでした。
しかし、ここ1か月の錦織の試合は本当にすごいの一語ですね。
1.7連敗で全敗中の、天敵ガスケに2連勝
2.(4大大会に次ぐ格付けの)ATP1000の大会で、2週連続準決勝進出
しかも、2週連続王者ジョコビッチと対戦
前週のスペイン・マドリード大会でも、準決勝でジョコビッチと対戦した錦織は、ジョコビッチとは、今年4回目の対戦でした。
これで、ジョコビッチとは11度の対戦で2勝9敗。
2014年の全米オープン準決勝で勝ってから、8連敗になりました。
しかし、前週から自信をつけた錦織ですから、きっとやってくれると期待していたところ、第1セット先取。
期待はいやがおうにも高まります。
しかし、そこはさすがの王者ジョコビッチ、足の故障も何のその、第2セットから立て直して第2、3セットを奪い、逆転で押し切る貫禄の勝利。
しかし、結果より中身です。
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■王者の焦り?
第3セットは、1-4から挽回してタイブレイクに持ち込むあたり、素晴らしいです。
途中までは錦織得意のダウンザラインに、「ブラボー」などとラケットのガットで拍手する余裕を見せていたジョコビッチも、第3セットで追い込まれ、自分のサービスゲームで、主審に指摘されるまでガットが切れていることに気づかないほど、試合に集中していたぐらいです。
■王者ジョコビッチをそこまで追い詰めた男
「近づいてきているように感じた」「とても残念」
試合後の錦織の感想もあながち強がりではないように感じます。
実際に、この日の全ポイント223の内訳は、ジョコビッチ112、錦織111と1ポイントしか違いがなかったことが、二人の力が拮抗していたことを証明しています。
■最近の対戦結果は?
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尻上がりに内容がよくなっているのが分かると思います。
ストローク戦(5回以上)では、ポイント率が高く、そこに持ち込めば勝機が見えてくる。
課題は、第1サービスの成功率が低いことでしょう。
後はけがなどの体調面ですね。いずれにしても、今後が楽しみです。
ジョコビッチは、ATP1000、4大大会制覇のために避けては通れない「壁」であり、ここを乗り越えれば、初優勝が見えてくるというものです。
また、今の錦織の実績なら、いつ優勝しても、また「BIG4の仲間入りが近い」といっても、いささかも「BIG MOUSE」とは言われないでしょう。
ではまた